放置すると危険な無呼吸症候群
![いねむり列車事故](http://mukokyu.jp/wp/assets/img/jiko-300x198.jpg)
治療が必要とされている人は、日本全国で264万人以上(1998年度調査)、アメリカでは1200万人とも言われており、今や無呼吸症候群は21世紀の現代病と言えるのではないでしょうか。
この現状を認識し、無呼吸症候群を放おっておく危険性をを正しく理解することが、治療の第一歩であると考えます。
無呼吸症候群を放置するリスクとは
1998年に厚生労働省が実施した疫学調査によると、成人の21.4%が不眠を訴え、14.9%が日中の眠気を自覚しています。さらに、日本における睡眠障害の経済損失は医療費を含まない額で約3兆5000億円、医療費を含むと約5兆円と試算されています。
無呼吸症候群の個人における危険性は、交通事故・労災と生活習慣病です。
無呼吸症候群の個人における危険性は、交通事故・労災と生活習慣病です。
交通事故(列車事故・飛行機事故も)
![いねむり列車事故](http://mukokyu.jp/wp/assets/img/iStock_000051051168Small-300x199.jpg)
米国ミシガン大学で検査を受けた424名の睡眠障害の患者と70名の対照群で過去の記録を調査した。SAS患者の睡眠関連の交通事故は対照群と比較して、AHI<60で1.5-2倍、AHI>60では、約3倍であった。
日本での報告。448名のSAS患者のうち40名(8.9%)が5年以内に1回以上の交通事故を経験していた。AHI30以上のSASでは、AHI<5の単純性イビキ症よりも有意に交通事故率が高かった。
慢性疲労から生活習慣病、精神病へ
![](http://mukokyu.jp/wp/assets/img/iStock_000016874953Small-300x210.jpg)
その他、<眠れない→頭痛→仕事に集中できず、ミスが多くなる→上司の評価が落ちる→鬱になる>といった精神病など、SASの悪循環におちいって方は増えて来ています。